9/5、UMK『スーパーニュース』内で「顔ヨガ」について放送して頂ける事に。
つきまして、「顔ヨガ」の健康面への効果についてのリクエストがありましたので、取材時のレッスンは、舌筋(舌の筋肉)を鍛えるポーズを中心に行います。
私自身、母(75歳)にレッスンした時、母が舌を思うように動かせなかったので、高齢者の舌の衰えは実感しています。
50歳前後から飲み込む力が少しずつ弱くなるそうなので、日常的にトレーニングして、高齢者の方の誤飲・誤嚥予防になればいいなと思ってます。
取り急ぎ、舌についてまとめました。
舌は、目に見える部分だけでなく、喉の付け根あたりまで大きくつながった筋肉の塊です。
舌は味覚器としての役割のほか、食物を唾液と混ぜ合わせて消化を助けたり、飲み込むのを助けるはたらきがあります。
又、舌の動きや口の動きによって言葉を発することができます。
舌の筋肉の衰えが最初に現れやすいのが

・ろれつが回りにくくなる
・滑舌が悪くなる
そして、舌の筋肉が衰えると上手く飲み込めずに、食物が喉頭から気管に誤嚥しやすくなります。
誤嚥を起こすと、食べ物などが肺に入り、肺に流れ込んだ細菌が繁殖することで、誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。
肺炎は日本人の死亡原因第4位。
高齢者の肺炎の70%以上が誤嚥に関係していると言われています。
又、舌の筋力が下がると舌が下がり、睡眠時に空気の通り道である気管が圧迫されて、いびきや無呼吸症候群になりやすくなります。
呼吸が止まっている間は脳の血流が悪くなり、酸素が運ばれず脳の老化を早めてしまうことにも繋がります。
そして、外見的にも、二重あごのようになり顔の歪みにまで繋がってしまいます
無意識にご飯食べたり喋ったりしてるけど、思った以上に舌の働きは重要!
舌さん、ありがとう~
舌の正しい位置は、舌を「タンッ」と鳴らすときの、音を出す直前の上顎に吸い付かせた位置が、正しい普段の舌の位置です。
舌で前歯を押さないように。
正しい舌の位置の状態で鼻をつまんで口を開けてみると呼吸できないことが分かります。
口呼吸になってしまう人は、舌が正しい位置にないのかもしれませんね。
舌のトレーニングには
・普通に食べられる人は固いモノを食べる
・早口言葉を言う
などがあります。
「顔ヨガ」の舌筋を鍛えるポーズは、当日レクチャーしますので、放送を見て頂けると嬉しいです。
