『マイスキーと脅威のチェロアンサンブル』@宮崎国際音楽祭

私、親から「ピアノ馬鹿」と呼ばれる女。
クラシックで聞くのは、ピアノ曲やピアノ協奏曲ばかり。

なので、チェリストで知ってるのはヨーヨー・マくらいと言うお粗末さ。

そんなある日、J.S.Bachの「無伴奏チェロ組曲・プレリュード」をピアノで弾いてみたくなって
色々なチェリストの演奏を聞いていた。

そこで見つけたのがミッシャ・マイスキー。

「そう!こういう風に弾きたいの」

マイスキーの演奏にかぶせて弾いてみる。

それは、私が学習してきたバッハではなかった(Bach苦手なのであまり弾かない)

「こんなに揺らしていいの?」
「こんなにタメてもいいの?」

まるで「ロマン派」のような「目から鱗」のバッハ。

私の中でのバッハは「規則性の中から生まれる美」

あまり感情を出してはいけない。
そこにはロマン派のような自由はない(だから苦手なの)

そういう風に教えられてきた。

マイスキーいわく、

「バッハの音楽には厳格なアプローチだけで臨むべきではない。
その音楽には人間のあらゆる感情が込められているのだから」

うーむ
しかしこれは天才だけに許されるアプローチなのかもしれない。

私のような凡人が足を踏み入れていい領域なのか?

悩みに悩みプレリュードを仕上げた。

・・・

そんないきさつがあり、いつかマイスキーの演奏を聞いてみたい!と思ってたら、今年の宮崎国際音楽祭に出演!

私、持ってるね!
もうね、素晴らしかったですよ。

前半は、マイスキーのソロ。

娘さんのリリー・マイスキーがピアノ伴奏。

後半は8挺のチェロでアンサンブル。

マイスキーのチェロの音色は深くそして哀愁がある。

アーティスティックな風貌と相俟って、演奏するその姿は神々しくさえある。

中でも、ヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ第1番」の2楽章「モヂャーニャ(前奏曲)」での
ソロの美しさと言ったら!

「生きてて良かった~♡」

アンコールは「無伴奏チェロ組曲・サラバンド」

うーん、そこは「プレリュード」でお願いしたかった!

けど

大満足のコンサートでした★

マイスキーの話の後に自分の演奏を持ってくるのもど~かと思うけど(汗)
自分の常識と葛藤しながら弾いたBach

「ピアノ曲じゃないからいいや!」と自分に言い聞かせながらも凄く迷いながら弾いてます。
もっと突き抜けるべきだったかも?

J.S.Bach 【Cell Suite No.1 Prelude】piano solo

タイトルとURLをコピーしました