宮崎国際音楽祭2018 オペラ『蝶々夫人』

今年の宮崎国際音楽祭のファイナルは”プッチーニの世界”「ある晴れた日に」
音楽祭でオペラが始まって今年で4年目。
いつかな?いつかな?とずっと待っていた「蝶々夫人」です。

「蝶々夫人」は明治初めの長崎が舞台。
アメリカ海軍士官のピンカートンが15歳の元芸者の蝶々さんを現地妻?にした事から起こる悲劇・・・ひとまとめで言うと「遊びだったのね・・・」って話なんですが。

オペラに興味のない人でも、第2幕のアリア「ある晴れた日に」は聞いた事があると思います。
色々聞き比べてみたんだど、やっぱりマリア・カラスの表現力は凄いな~

プッチーニ 《蝶々夫人》 「ある晴れた日に」 マリア・カラス(1)

私も今回初めて全幕見たのですが、蝶々さんの純粋さが悲し過ぎた・・・
しかし、15歳・・・それから3年後にしても18歳と言う年齢を考えると仕方のない事かもしれません。
だって、私もそのくらいの歳の頃は、まだピュアな心を持っていたもの♡ねぇ。

そして、ピンカートンって酷いヤツ!!
カーテンコールでピンカートン役の歌手にブーイングが起こる事もあるそうなんですが、その気持ちが凄くわかる!

私もカーテンコールのピンカートン役の福井敬さんに、心の中でブーイングしたもの。
福井さんに罪がないのもわかってるんですけど(汗)
そう感情移入する程、福井さんの歌が素晴らしかったのです。

それにしても「アメリカ観」と言うのは、100年前から変わらないんだなと苦笑。
原作はアメリカ人なんだそうなんですけどね。

音楽的には、所々に日本らしい旋律が顔を出します。
イタリアオペラなのに「君が代」や「さくらさくら」が出て来るのは不思議な感じ。

まだ鎖国がとけた辺りの日本の音楽を、プッチーニがどうやって知ったのだろうと不思議に思ったのですが、レコードを取り寄せたり、日本公使夫人に聞いたりして研究したそうです。

そんな感じで、他のオペラとは一味違った異国情緒・・・自国情緒?がありましたが、プッチーニって、なんてロマンティックなメロディを書くんだろう♡と、うっとりしながら聞いてました。

このオペラの主人公、蝶々夫人の役は「ソプラノ殺し」と呼ばれているそう。
なんと言っても、2時間半の間、ほとんど出ずっぱりなのでかなりのスタミナがいる事でしょう。

そして、ソプラノにしてはえらい低音部を歌う事が多いなと思っていたのですが、中低部の太い声も必要とされる、難しい役なんだそうです。

そんな難役の蝶々夫人役の中村恵理さん、本当に素晴らしかった。
可憐で純粋だけれど芯は強い明治時代の日本の女性、を見事に表現されていました。
着物をモチーフにしたドレスもため息が出るほど素晴らしかった。

~詳しくは音楽評論家の東条碩夫さんの記事で

2018・5・13(日)宮崎国際音楽祭最終日 プッチーニ:「蝶々夫人」
      宮崎県立芸術劇場アイザックスターンホール  3時 「第23回宮崎国際音楽祭」のフィナーレを飾る、プッチーニの「蝶々夫人」の演奏会形式上演。 出演は、中村恵理(蝶々夫人)、福井敬(ピンカートン)、甲斐栄次郎(シャープレス)、山下牧子(スズキ)、竹内直紀(ゴロー)、砂場拓也(ボンゾ)、晴雅彦(ヤマドリ、役人)、...

東条さんの記事の中にも出てくるけど、スズキ役の山下牧子さんは私も凄い!と思いました。
山下さんはメゾソプラノなんですが、メゾソプラノって主人公の友達であったり、使用人であったりと、地味な役回りが多いんです。

私もメゾソプラノなんですが、歌いたい曲はソプラノの曲ばかり・・・
だって、最大の見せ場の素敵な曲はソプラノ様のアリアばかり!
なのに、高音が出せないと言うジレンマ(涙)

しかし、山下さんのメゾソプラノを聞いて、メゾソプラノ観が変わりました。
蝶々さんが「金」ならスズキは「銀」かな?
見事な「いぶし銀」だと思いました。

オペラトーク「ウェルテル」歌唱場面

そんなこんなで、今年も音楽祭を堪能しました。
来年も楽しみです♡

私も「こどもの国」の薔薇園で気分は歌姫(笑)

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村

レッスン案内

顔ヨガレッスンメニュー料金表
顔ヨガLerisa★HP

お問合せはこちらから

 

タイトルとURLをコピーしました