2018.7.22
バス停に貼ってあったポスターで知ったコンサート『El Cielo 2020』(エルシエロ2020)
全く知らないバンドだけど、オールピアソラLive。
ピアソラ好きなら3杯は丼飯が食えるプログラム♡
しかも、春・夏・秋・冬の4曲からなる「ブエノスアイレスの四季」が全曲聴けるとは珍しい!
と言う事で、金曜の夜、オルブライトホールのコンサートに行ってきました。
『El Cielo 2020』は、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、ベースと4人編成のプログレッシブ系クラシックバンド・・・らしい。
ピアニストの高木梢さんは、宮崎出身なんだそうですよ。
バンドネオンのいないタンゴなんて、クリープを入れないコーヒーみたい~と思いつつ・・・ブラック派だけど(笑)
前半はね・・・歯切れの良いバンドネオンの音がないせいもあるのだろうけど、ありがちなクラシック系タンゴだな~と、ちょっと思ってました。
ピアソラは几帳面に、全てを譜面に残したそうなので、クラシック畑の人が演奏する機会も多いんだけど、なんつーか、面白くないんですわ。
クラシックの人のピアソラは(自分も含め)
ピアソラの音楽って、情熱的で官能的・・・に加え退廃的でもあります。
なので、ある種の猥雑さも必要だと思う訳です。
そこらへん、クラシック畑の人は苦手なのよ(自分も含め)
品行方正と言うか、スクエアなんだよな、音楽が。
そんな印象で聴いていましたが、後半になってからヴァイオリニストの桜井 大士さんに、突然スイッチが入った?ように感じてからが凄かった!
桜井さんのヴァイオリン、超絶技巧なのはもちろん、泣くは咽ぶは唸るわ、歌いまくり~
かなり「神ってる!!」
桜井さんに引っ張られたかのように(のように感じた)他のメンバー達の演奏もかなりエモーショナルになり、彼らの世界観にぐいぐい引き込まれていきました。
あ~やっぱりヴァイオリンはいいわ~
あんなに歌える楽器は他にないわよね~
そうそう、桜井さんのヴァイオリンを聴いてて、私、ピアソラ楽団のヴァイオリンに憧れてレッスンを再開したのを思い出したわ、すぐに挫折したけど(汗)
『El Cielo 2020』はピアソラを演奏する為に結成されたそうなんですよ。
まだ若いメンバーだし、これからが楽しみだな~
これから名古屋、宇都宮、東京とツアーが続くそうなので、お近くのは方は是非★